デジタルサイネージ 屋外 のウソとホント

DTPソフトで企画書を作れば美しく仕上るが、説得するには弱いPOSシステムの欠点・データベースの落とし穴 ちょっと前、子どもたちの間で人気をよんだ『ビックリマンチョコ』があった。
発売は一九八五年で、しばらくは駄菓子屋の棚に静かに潜伏していた。
その面白さはゆっくりと子どもたちの間に浸透し、約二年後に爆発的なブームを生んだことは記憶に新しい。
 もし、この商品がいま発売されたら、絶対にヒットしなかっただろう。
なぜならば、今日の流通現場は、スーパーやコンビニ店のレジでおなじみのPOSシステムというデータベースに牛耳られているからだ。
レジのバーコードを通った商品は、何時に、どんな客が、いくら買ったかなどが記録され、これに直結した本部のコンピュータがそれらのデータを集計し瞬時に分析する。
こうして、売れる商品と売れない商品がふるいにかけられ、売れない商品はすぐさま棚を追われてしまう。
だから、ビックリマンチョコのように出足の遅い商品は、話題になる前にヒットの芽をつまれてしまうのである。
これが、データベース型セールスの長所であり欠点でもある。
 日本の駄菓子屋は、学校が終わると子どもたちのたまり場と化す。
アナログ文化のいいところは「あいまいさを許す」ということ。
普通人の生活ペースより遅い老人や子どもも、尻をつつかれることなく共存できる社会。
 徹底したPOSシステムでは、商品が子どもと出会うチャンスや、十分にその魅力が熟成するまでの潜伏期を待ってばくれない。
無機的なコンビニのアルバイト店員と、温もりを感じる老店主のいる駄菓子屋の好対照。
買い物の楽しさは、モノや値段だけではない。
ムダを有意義に楽しむということなのである。
新聞のデータベース・商用データベースでスクラップは不要になるか 便利な時代になった。
自宅にいながら大手パソコン通信会社の、ほどんどのデータベースにアクセスすることができるのである。
ちょっと検索技術を磨けば、だれでも世界中の情報を集めることができるのである。
 新聞のデータベースなら、邦文紙はもちろん、海外主要紙の記事を読むこともできる。
また、ビジネスに欠かせない国内外の主要経済誌にもアクセスできるし、航空会社のデータベースからは空席情報を知ることもできる。
 初めて商用データベースにアクセスするときは、だれでも緊張する。
手順が不慣れなのと、料金が高いからである。
ほとんどが一分間二〇〇円ぐらいするので、接続前にオンラインで提供されているマニュアル(接続料のみ)を読んでから利用するとよい。
 自称“情報整理研究家”の人が、ある雑誌のインタビューで「商用データベースは便利ですね。
おかげでスクラップから解放されました」という発言をしていた。
また、大手シンクタンクに勤める友人は、いくつものデータベースにアクセスし、それを要領よく切り貼りしてレポートをまとめ、顧客である公官庁に提出して高い評価を得ている。
一方、商用データベースを提供する会社も、負けじと「切り抜きよさようなら、データベースよこんにちは」と、某有名小説のタイトルをもじって宣伝する。
データベースはあくまでも脇役 私がアイデアを練るときは、最初に手帳に思いついたことをすべてメモすることから始める。
メモ用紙は一タイトル一枚を原則に、どんなくだらないコトもメモする。
次に、それを大きな机の上に広げ、似たもの同士をひとつのブロ。
クにまとめて全体像を把握する。
そうすると、足らないモノや必要なコトがわかってくるから、そこで初めて私のオリジナルデータベースで検索するのである。
 先にも述べたが、私のスクラップや資料は99%が電子化され、オリジナルデータベースに入っている。
ふだんから意識して情報を集めているので、ほとんどはこれで間に合ってしまうのだが、足りない情報や最新情報を商用データベースで補うという具合に、主力はあくまでも自分のスクラップに頼り、商用データベースはその補助でしかないのだ。
 私か個人データベースに着手した約10年前(一九八六年)は、一般の人が商用データベースを利用するのはほとんど不可能で、企業の調査部や広告代理店が主な利用客だった。
 当時、若者向けの商品開発やイベント企画を手がけていた私は、オンラインデータベースを使いたかったのだが、パソコン通信をするためのモデムが五万円もする時代で、オンラインデータベースの使用料にいたっては月額10万円と高額だったから、契約をちゅうちょした。
それに、オンラインデータベースは、著作権保護の立場から検索結果はプリントアウトでしか見られなかった。
私は、データをデジタル化して好きなときに見たかった。
 仕方がない、DBを自作しよう。
主な情報源として新聞から興味のある記事をスクラップし、要約して私のデータベースに放り込んだ。
これと平行して、若者の情報誌から記事を探し出しては私のデータベースに蓄積したのである。
 災い転じて福となる。
結果的にこれがよかった。
手間はかかったが、前述したラブホテルの企画のように、数種類の雑誌のデータを、私のオリジナルデータベースひとつで検索できたのである。
 これは、いかなる商用データベースにも真似できないほど画期的なことだ。
もしあなたが、模型の材料を買いに行くとする。
数店の専門店をまわって安い工具や部品を買うよりも、多少高くてもいいから東急ハンズのような大型の専門店一ヵ所で揃えたほうがいい。
これと同じように、あちこちのデータベースからデータを集めるより、ひとつのデータベースで求める情報が検索できれば便利だし、データを比較できるという利点がある。
こうして、私のオリジナルデータベースは、偶然にも理想的な形でスタートが切れたのだった。
エンゼルライン・NTTのエンゼルラインにアクセスしてみよう 書斎に置く本は、百科事典、辞書類、名簿、電話帳などのリファレンスブックだけにとどめたい。
その中でも、あまり使わないがないと困るのが電話帳だ。
捨てても困らない方法を紹介しよう。
 NTTの電話番号案内「エンゼルライン」を利用すればよい。
これは、「104」の電話番号案内をパソコン通信で検索するというもので、1990年暮れにサービスを開始した。
 私のように、電話で取材したり資料を調べる仕事をしている者にとって電話帳は欠かせないが、首都圏の電話帳を全部揃えたら置き場所に困る。
かといって、その都度「104」にダイヤルしていたら費用(一回10円)がかかる。
それが、エンゼルラインなら一回10円(三分以内で二番号検索できる)と経済的だ。
 NTTでは、無料のパソコン用検索ソフトを用意している。
提供するソフトは、MS-DOS版とWindows版の二種類。
一般のパソコン通信とほとんど同じだが、漢字コードを「JIS」または「新JIS」に設定すること。
 一度CD-ROM百科事典を使ったら、もう手放せない。
最初は書籍スペースを節約するために買ったのだが、いまでは検索の便利さに惚れた。
 私か常用する百科事典CD-ROMは、日本語版が直径8cmの電子ブック『ブリタニカ国際大百科事典・小項目版』英語版は直径12cmの『グロリア』と『コンブトンズ』である。

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